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May 19, 2010

NANZUKA UNDERGROUND 東京

破滅*ラウンジ

会期中24時間会場は開放され、延々とプログラミングやゲームを続けるギークやオタク達が作家と作品ともはや区別がつかなくくらいぐちゃぐちゃな空間で展示された、圧倒的にカオスだった展覧会。人が、ゴミが、PCが、常に配置や形を変化しながら展示され続け、プロジェクターでニコ動の映像が投影され、beatmaniaを、東方をプレイする奴が、野良DJをする奴が、乙女ゲーをする奴が入れ替わり立ち替わりで現れては去っていく。うしじまいい肉コスプレ撮影会、無限お絵かきオフも繰り広げられ、USTは常に中継され続けていた。2010年の、ネットやSNSやそこから派生するN次創作的な可能性への期待や夢が最大まで膨れ上がっていた頃だからこそ出来た展示だった。高橋コレクション日比谷で展示された作品の一部がぐちゃぐちゃに剥がされ、展示の素材として使われ、投影される映像の支持体として機能していた。(2016記述)

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